【がん治療】NK細胞を活性化させるには

今回は、「NK細胞を活性化させるには」というタイトルでご説明致します。NK細胞は、どの種類のがんに対しても攻撃する、免疫系の細胞です。NK細胞を増やす方法を中心にご説明致します。

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1.人の免疫系

「免疫の仕組み」の画像検索結果

引用:http://shizensozai.co.jp/

人の免疫系は、2つのシステムの構成が存在します。1つは、「自然免疫」常時全身を監視し、侵入者に対して攻撃し、早期に排除する役割です。この免疫系は、生まれた時から人の体内に備わっている機能です。2つ目の「獲得免疫」は、生まれつき機能として備わってる自然免疫に対し、出生後、病原体や毒素などの異物と接することにより誘導(獲得)される、後天的に獲得された免疫機構です。

2.NK細胞とは

がん治療の主役はNK細胞

引用:https://www.lymphocyte-bank.co.jp/

ナチュラル・キラー(natural killer; NK)細胞は、「生まれながらの殺し屋」という名前の通り、全身を廻り監視し、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃するリンパ球です。自然免疫系の部類のいくつかの免疫細胞の内の一つで、重要な役割を担うと考えられています。

NK細胞は、強い免疫刺激を加えた健康な人の血液から、どんながん細胞を投入しても出会ったその場で攻撃しても正常細胞は傷つけない免疫細胞が見つかり、「生まれながらの殺し屋」ナチュラルキラー(NK)細胞と名付けられました。

3.NK細胞を増やすには(活性化)

人間の体内には、NK細胞は50億個あり、その働きがアクティブになるとがんや感染症にかかり辛くなると言われています。一方で、NK細胞の個数が減少した状態だと、がんや感染症にかかり易くなると言われています。

今からすぐにできる、NK細胞を増やす方法

  • 毎日7~8時間の睡眠をとる                    睡眠不足が続くとNK細胞が不活性になり元気がでません。こんな時は体調も悪いし、カゼも引きやすくなります。最低でも6時間は眠ること。
  • 心身両面の過度なストレスや疲労を避ける              会社員の方は、仕事の効率を工夫し、定時に帰るようにしたりしてストレスをなるべく避けるようにしましょう。
  • 心配や不安、悲しみはなるべく短い時間で乗り越える         心配や不安、悲しみは、NK細胞が不活性になる要因ですので、信用できる人に相談して、早く乗り越えることが出来る様に頑張ってください。
  • 憂うつ感が長く続く場合は、早めに専門医に相談する         早めに専門医に相談し、診察を受けてください。
  • 適度な運動を毎日                         少なくとも週3回続けるもっとも効果的な運動の目安は、毎日約30分、軽いランニングやウォーキングを行ってください。過労となるほどの激しい運動は、かえってマイナスになります。
  • 自分の好きなことを見つけて熱中する               たとえば、カラオケ好きな人熱唱するとNK細胞が一気に活性化します。ところが、歌が苦手な人のNK活性は逆に弱まってしまったという実験結果も。好きなことに打ち込むときの集中力がカギとなります。
  • 特に面白いことがなくても、笑顔を心がける            NK細胞の働きが弱い人や基準値の人は、作り笑顔を続けた後にNK細胞が活性化するという実験結果が出ています。”表情はいつも笑顔で”が、免疫力アップに効果的です。
  • 体温を下げない                          シャワーよりお風呂(40度程度のお湯)でゆっくりくつろぐ。アロマを入れれば、さらにリラックスできて効果倍増!
  • 腸内細菌を善玉菌(ビフィズス菌など)優位にする          納豆ヨーグルトなどの発酵食品や、食物繊維などを摂取して善玉菌が増えるとNK細胞が活性化します。
  • 笑う                               「笑う門には福来る」 落語でも、漫才でも、お笑い番組でも、とにかく笑うことです。
  • 頑張り過ぎない                          頑張り過ぎると、カラダもNK細胞も疲れてしまいます。時には「いい加減にする」「少し手を抜く」ことも生活の知恵です。
  • 適度な有酸素運動                         適度な有酸素運動は免疫力をアップします!

4.NK細胞によるがん治療・・・
ANK免疫細胞療法(ANK療法)

日本のがん治療は、三大療法と言われている「手術」「放射線」「抗がん剤」がありますが、これらの療法とANK療法と組み合わせて治療が検討される様です。

今回は、「手術」「放射線」「抗がん剤」の治療に関する説明は省かせていただき、ANK療法の流れと効果について、ご紹介します。

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ANK免疫療法・拠点医療機関あるいは準拠点医療機関で、医療相談をお受けください。ANK免疫療法担当医とのご面談は、早ければ早いほど、治療の選択肢が多くなります。治療方針や治療設計の提案を受けられ、ご納得されれば、治療をお申込みください。

治療のスタートとして、まず培養するリンパ球を体外に取り出します。これは、透析のような専用装置を用い、患者様の血液5~8リットル相当を体外に循環させます。血液の大部分はそのまま体内に戻しながら、血液中のリンパ球を分離して集めます。採取されたリンパ球は、その日の内に、京都の培養センターに運ばれ、リンパ球に一部含まれている「がん細胞を傷害する能力が圧倒的に高いナチュラルキラー細胞(NK細胞)」を活性化しながら、同時にNK細胞だけを選択的に増殖させ、点滴で体内に戻します。

ANK免疫療法の流れ

点滴によって体内に戻されたANK細胞の作用や影響は、

  1. 直接、体内のがん細胞を傷害します。
  2. 体内で、免疫刺激系のサイトカイン類を多種大量に放出します。
    そして、体内に沢山いる活性が低下しているNK細胞の活性化を促します。
    大量の免疫刺激物質の放出による結果として、熱が出ます。強い免疫刺激はどうしても、発熱を招きます。
  3. 活性化したNK細胞に誘導され、CTLというT細胞の一種も活性化され、がん細胞への攻撃に加わります。

1.培養されたNK細胞は、体内で直接、がん細胞を攻撃します。

2.培養されたNK細胞は、大量のサイトカインを放出し、体内で免疫抑制により眠っていたNK細胞を活性化します。

3.CTLの誘導
培養されたNK細胞が大量放出するサイトカインは、T細胞などの、他の免疫細胞も活性化し、T細胞の一種であるCTLという細胞の中から、体内のがん細胞を攻撃するタイプのものが増殖してくることが期待されます。

NK細胞は、活性が高ければ、どのようながん細胞でも傷害します

これまで、高度に活性化された野生型*のNK細胞に、傷害されないがん細胞は見つかっていません。活性を高めた野生型*のNK細胞は他の免疫細胞とは比較にならないほど大量の「爆弾」を抱え、CTLなど他の免疫細胞よりも桁違いに素早くがん細胞を始末します。ところが大量の爆弾が培養中に自爆を招きやすいため培養の困難さも他の免疫細胞や、活性の低いNK細胞、あるいは研究用に用いられる野生型から特殊な選別を受けたNK細胞とはまるでレベルが違います。

*野生型とは、人体から採り出したままの状態

がんの完治を目指すものです

進行がんに対する標準治療は、延命を目的としたものです。治療の効果も、「延命効果」のことを意味しています。ANK免疫療法は、標準治療の限界を超え、延命やQOL改善に留まらず、がんの完治を目指すために開発されたものです。
治療強度が強いために、他の免疫治療には見られない、はっきりとした免疫副反応が現れますが、いずれも一過性のものです。どのような反応なのか、詳しくはお問い合わせください。
本人の細胞を本人に戻す治療ですので、原理的に安全なものです。むしろ、ANK免疫療法を続ける内に、抗がん剤の副作用が緩和され、体調がよくなっていく傾向もみられます。

国内で実施される免疫細胞療法はほとんどが一般法です。20~50ml程度の採血により集めた細胞を原則2週間ほど培養し、点滴しても若干の微熱以外にほとんど免疫副反応がないものです。薬剤添加や前処理を行うなど多少のバリエーションがありますが基本的に一般法の域を出るものは見当たりません。あるいは樹状細胞療法というのもありますが、これもほとんど免疫副反応が見られません。ANK免疫療法は一般的に普及している免疫細胞療法とはかなり異なるものですのでご注意ください。

治療を受けようとお考えの医療機関がANK免疫療法を正式に導入しているのか、他のものを実施しているのか紛らわしい場合はお問い合わせください。

(※)医学的には、「がんの治癒」は定義されていませんので、がんが「治る」という表現はできません、

引用:https://www.lymphocyte-bank.co.jp/

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5.はたらく細胞

最後にNK細胞に関連する興味深い内容があるので、ご紹介をさせて頂きます。上の見出しを見てご存知の方はたくさんおられると思います。

『はたらく細胞』(はたらくさいぼう)は、清水茜による日本の漫画。『月刊少年シリウス』(講談社)にて、2015年3月号より連載中。2014年に行われた第27回少年シリウス新人賞の大賞を受賞した読切作品『細胞の話』を連載化したもの。作者初の連載作品。2016年宝島社『このマンガがすごい』7位。

人間の体内にある細胞(主に免疫系の諸細胞が中心)を擬人化した作品。キャラは全て細胞名で統一されているため、名前はない(個体識別番号のみ)。病原体などはモンスター化・怪人化して描かれている。

引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

気になる話の内容は、人間の体内を舞台に、赤血球や免疫細胞などそれぞれ個性を持った登場人物が登場し、赤血球は酸素を身体中に運び、免疫細胞たちは細菌やウイルスなどの身体を脅かす異常と戦い、その他の細胞も自分たちの働きを日々全うしている。大小様々なことが起きる体内の中で、主人公を中心とした細胞たちの日常を描いている内容と、お聞きしました。

非常に興味深いと思っています。機会あれば読みたいと思います。

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